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2019年7月11日の日本経済新聞の朝刊記事より

7月も半ばを迎え、夏のボーナス支給の時期になりました。
日経新聞社の夏のボーナス調査については記事の通りです。

夏のボーナス、7年振り減

ボーナス額としては5年連続80万円台をキープしつつも、全34業種のうち約6割を超える22業種で減少がみられました。

特に鉄鋼や自動車、繊維というような製造業において企業の業績不振が反映されており、冬のボーナスも大きな伸びは期待しにくいようです。

非製造業においても業績不振がみられており、製造業・非製造業の両方がマイナスとなったのは、リーマンショック以来10年振りとなっています。

要因としては、日本の貿易大手国である中国の米中貿易摩擦問題が影響していると考えられます。

この問題は長期化が予想されており、今後も日本企業の業績不振が危惧されています・

さて、ボーナスを支払うにあたっては、賞与支払届の提出が必要となっています。

賞与支払届とは「被保険者賞与支払届」「被保険者証賞与支払届総括表」のことで、管轄の年金事務所または事務センターに、原則、支給日から5日以内に提出することが義務づけられています。

この賞与支払届を提出する際に、注意する点がいくつかあるので紹介します。

1. 賞与支払予定月に支払いがない場合にも不支給として提出する必要がある
  
2. 年4回以上支給される場合は標準報酬月額の対象となるため12分割され、通常の給与に加算される毎年行われる社会保険料の計算(算定基礎届)にも影響しますので注意が必要です。
  
3. 賞与にかかる保険料の計算は給与と異なる通常の給与計算で行う保険料計算ではなく賞与額の1,000円未満を切り捨てた賞与標準額に保険料を乗じた額になります。

保険料率は毎年改正されますので、随時チェックしていきましょう。

賞与支払届の提出を忘れてしまうと賞与支払予定月の翌月に督促がきてしまいますので忘れずに提出するようにしましょう!

〈平松 萌果〉