2022年4月15日の日経新聞夕刊に
就職活動も本格的になってきました。女性が働きやすい会社を調べようと思ったときに、分かりやすい特徴としては「くるみんマーク」の認定があります。
くるみんマークとは「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が「くるみんマーク」です。
日本経済新聞の調査では、1000人の女子学生のうち2割が「活躍を見込めない企業選考を辞退した」と答えたと言います。理由の1位は「産後働き続けている女性が少ない」が40.1％で最も多かったそうです。
また、ジェンダーバイアスを感じたと答えた人の中では「採用や配属、昇進に男女差がある前提を感じた」86.6％に達したといいます。
女性が働きやすい環境がどうか知る指標として「くるみんマーク」を参考にするのもいいですね。
女性のライフプランを考えていく上で、どうしても出産をするために仕事を休まざるを得ないという人がいるのは事実です。
またこの問題は女性だけではなく、男性も自分に子どもができた時に自分がどうしたいのかということも考えるきっかけになります。
自分の考えるライフプランと企業の特徴が合致するかどうかをしっかり検討し、どの企業を受けるのか考えて就職活動をする必要がありますね。
＜吉永 怜生＞