
2026年3月17日の日本経済新聞に
配属ガチャ、実は前向き 20代社員6割「成長機会に」 異動先の意思疎通カギ
という記事が掲載されました。
配属ガチャとは、希望通りの部署に配置されるか分からない人事異動のことです。
調査では、20代正社員の約6割が望まない配置転換でも前向きに受け止め、成長機会として活かそうとしていることが分かりました。
異動先の環境によってはやりがいの実感や離職防止につながることも分かっており、会社側の丁寧な意思疎通が重要とされています。
人事関連サービス会社の調査では、20代の55.9%が「受け入れて活かす」と回答し、「できるだけ抵抗する」(34.5%)を上回りました。
この傾向は30歳以上とも大きな差はありませんでした。
また、成長志向のある社員ほど配属ガチャを前向きに捉える傾向があり、成長を重視する人では約6割が受け入れると回答した一方、重視しない人では2割弱にとどまりました。
企業にとって配属ガチャを完全になくすことは難しく、若手の希望を聞きながらも、かなえられない場合の対応が重要です。
実際に企業では、社員同士の交流や人事面談を通じて視野を広げる取り組みが行われており、当初の希望と異なる配属でも前向きに捉える内定者も多い様です。
また、企業は社員の希望だけでなく適性やキャリア、部署との相性なども考慮し配属先を決定し、納得してもらえるよう丁寧な説明を行っています。
さらに、全世代の43.9%が今の配属先で想定外の経験を通じて新しいスキルや自己効力感を得るなど、予想外の成長を実感したと回答しました。
こうした経験をした人は、そうでない人に比べて長く働きたいと考える割合が高い傾向があります。
一方で、その多くが当初は会社を辞めたいと感じていたことも分かっています。
ただ、異動先で業務負荷が適切であり、裁量ややりがいを感じられる場合には、離職意向が低くなる傾向が見られました。
このように、希望通りでない配属であっても、職場環境によっては前向きな経験となる可能性があります。
そのため企業には、指導役の配置や具体的な業務指示、引き継ぎの整備など、異動後の受け入れ体制を整えることが求められています。
3,4月は「配属ガチャ」で新たに環境が変わる人が比較的多くいると思います。
希望通りでも希望ではなくても前向きに受け止め、新しい自分を発見できるように日々の業務に励みたいと思います。
〈塚田 叶夢〉