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学び直し窓口の設置について

2023年9月17日の日本経済新聞に

ハローワークに学び直し窓口 ~在職者支援へ、24年度から~

という記事が掲載されました。

厚生労働省はハローワークの支援対象を在職者にも広げます。

ハローワークに、2024年度、全国でリスキリング(学び直し)のための窓口を設け、これまで離職者向けの職業紹介が中心だった役割を転換し、ハローワークの機能を拡充します。

無料でキャリア相談に乗り、希望に合う職業訓練に結び付け、生産性の高い業種への労働移動を促すとともに、個人収入の底上げにつながることが期待されます。

窓口は全国400カ所以上のハローワークに設けます。

普段の利用者数によってキャリアコンサルタントを常駐させるか巡回訪問にするかを分けます。

キャリア相談では自身が持つ資格や目標などを記す「ジョブ・カード」を作成し、それを元に公的職業訓練や給付対象の資格講座などリスキリング支援策を紹介します。

また、雇用保険制度の改正に向けた議論も進んでおり、リスキングをめぐって、資格学習の費用を助成する「教育訓練給付」の拡充が検討されています。

今の助成率は看護師など専門資格向けの給付で最大70%(上限168万円)で、補助率の拡大が念頭にあります。

人工知能(AI)分野などデジタル人材の強化につなげます。

教育訓練に合わせて雇用調整助成金も見直されます。

これまでは休業した際の雇用維持に力点を置いていましたが、学び直しの機会にするため訓練受講時の助成率を優遇します。

ハローワークは本来、求職者支援を軸としてきました。足元では人手不足が指摘され、有効求人倍率は13年11月以降、1倍台を維持しています。

転職者数は年間300万人ほどで、仕事を探す理由もキャリアアップや転職が増えています。

ある調査では、転職を希望する社会人経験3年以上の20代のうちキャリアチェンジにつなげたいと回答した人が5割以上にのぼりました。

求職者支援を掲げるだけではハローワークの意義は薄れかねません。

<葉山 聖華>