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「年収の壁」最賃連動の上げに慎重

2025年11月11日の日経新聞の朝刊に

<首相、「年収の壁」最賃連動の上げに慎重 対象拡大も論点”

という記事が出ました。

最近寒くなりコンビニにはおでんが並ぶようになりました🍢🍢🍢

5年前の2020年はおでんの大根1つが約80円~90円で販売されていましたが、なんと2025年11月は1つ150円弱です。

おでんの大根1つだけで見ても5年で約1.8倍に物価が上がっています。

記事の内容として、国民民主党は①年収の壁を178万円に引き上げる案②非課税枠160万円の対象者拡大案、の2つの案を提案しています。

それに対し首相は、所得税の非課税枠『年収の壁』を最低賃金に連動して引き上げる案に対して慎重な姿勢を見せています。

自民党・維新の会・国民民主党・公明党の4党は2026年度税制改正に向けて「壁の引き上げ」について協議する予定のようです。

現在、税制には4段階の年収制限が設けられており、その中で最大の非課税枠160万円は「年収200万円以下」の納税者に限定されてます。

対象となるのは全体の約5%に過ぎず、財源確保の問題から、自民党内では対象拡大に慎重な意見が多く見られているようです。

一方で、自民党と日本維新の会は経済対策を取りまとめ、首相に提言する予定であり、その中には「年収の壁」の引き上げも含まれる見通しです。

ただし、与党は衆参両院で過半数を持たないため、2025年度補正予算の成立には野党の協力が不可欠となっています。

経済対策の柱にはガソリン減税が盛り込まれ、立憲民主党、国民民主党、公明党、共産党を含む6党で合意が形成されました。

国民民主党の玉木代表は「補正予算案賛成の条件が整いつつある」と発言し、与野党間の歩み寄りが進んでいることを示唆しています。

私もより良い制度に更新されていくように自己の権利を放棄せずしっかりと向き合っていきます。

<武末 江里>