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コロナ禍のテレワークについて

2021年11月22日の日経新聞の朝刊に

コロナ禍のテレワーク~男性と家族の関係深める~

という記事が掲載されました。

コロナ禍において、日本企業の働き方は大きく変化しました。特に、広く浸透したのは「テレワーク」です。

働く場所に縛られないため、今まで育児や介護などが原因で離職せざるを得なかった人材も仕事を続けることができます。

このようなことから、テレワークの導入は「ワークライフバランス」の改善につながると注目されています。

しかし、多くの場合この働き方の念頭にあるのは、女性です

どうしても育児というと女性のイメージが定着している日本ですが、男性の育児においてもテレワークはメリットがあります。

東京大学教授 山口慎太郎氏の研究チームがデータを分析した結果、テレワークが週一日増えると、男性の家事・育児にかける時間と、家族と過ごす時間のいずれもが6%ほど増加することが判明しました。

テレワークをすることで、通勤時間にかけていた時間を子どもの送り迎えの時間や子どもと遊ぶ時間に充てることもできます。

会社に行かなくていいからこそできる時間の使い方がありそうです。

また、仕事時間中も家にいることで必然的に家族と顔を合わせる時間が長くなります。

男性も子どもと関わる時間を増やすことで、女性も仕事に集中する環境をつくることができます。

女性が育児と仕事を両立する上で、男性も一緒に家事や育児をするということは大事になってきます。

テレワークをうまく企業に取り入れることによって、育児をきっかけに仕事を断念するということが少なくなるかもしれませんね。

<吉永 怜生>