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誰にでも起こりうる睡眠障害

2026年6月2日の日本経済新聞に

「睡眠障害」損失19兆円取り戻せ 診療科名で標榜可能に、武田が新薬

という記事が掲載されました。

睡眠不足や不眠によって集中力や判断力が低下し、仕事の生産性が落ちたり、欠勤や事故のリスクが高まったりすることで、日本全体で大きな経済的損失が生じているという内容です。

睡眠は個人の健康に関わる問題として捉えられがちですが、実は企業活動や社会全体にも大きな影響を与える重要なテーマなのです。

睡眠障害というと、「仕事が忙しい人や強いストレスを抱えている人に起こるもの」というイメージを持たれるかもしれません。

しかし、睡眠の悩みは特定の年代や立場の人だけの問題ではありません。

若い世代では、スマートフォンやゲームの利用による夜更かし、進学や就職への不安などが影響することがあります。

働く世代では、仕事上のストレスや生活リズムの乱れが睡眠を妨げる要因となります。

また、中高年になると加齢による睡眠の変化や更年期症状、生活習慣病などが関係することもあります。

さらに、育児や介護など生活環境の変化によって睡眠に影響を受ける方も少なくありません。

誰にでも起こりうる身近な問題だからこそ、自分には関係ないと考えずに向き合うことが大切です。

睡眠の質を改善したいと思ったとき、まず睡眠薬を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、症状によっては医療機関で相談し、適切な治療を受けることが必要な場合もあります。

一方で、日常生活の中でできる工夫によって睡眠が改善するケースも多くあります。

例えば、毎日できるだけ同じ時間に起床すること、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用を控えること、夕方以降のカフェイン摂取を減らすこと、軽い運動を習慣にすることなどは、比較的取り組みやすい方法です。

また、寝室の明るさや温度を見直すだけでも、眠りやすい環境づくりにつながります。

睡眠は、心と体の健康を支える大切な基盤です。

不安定なお天気が続いていますが、不眠による社会的な損失が注目されている今だからこそ、質の良い睡眠と健やかな毎日のためにまずは身近な生活習慣から見直してみてはいかがでしょうか。

<木藤 なつみ>